編集方針
数学は、結論に至るまでの過程がいろいろとあります。自分の解答より、簡潔で適切な解法を見付けて驚いたことがありませんか。 また、難問と格闘の末、やっと答えにたどり着いたときの喜びを味わったことがありませんか。
創刊以来60余年の歴史を誇る月刊「大学への数学」(通称:大数)は、高校数学を常に高い視点から捉え、個々の問題の縦横の関連性を自然な発想で解き明かし、 読者をより高いレベルへ導くことをメインテーマとしています。 基礎事項をいかに組み立てて応用問題に対処するか、数学的な思考力とセンスをいかにして身につけるかを選び抜いた問題で解説し、有名大学入試にも対応できる実力を養成していきます。
主な項目
「大学への数学」の各記事は、学習の進行状況や目標によって選択できるよう、大まかな目安として以下のa〜eにわけられています。 また、各演習記事や入試特集では、目標時間と難易度を明示しています。
- a:足固めをしたい人向け
- b:すべての受験生向け
- c:基本は十分に身についている人向け
- d:意欲的な人向け(かなり難しい)
- e:すべての人向けの読み物風記事
ベーシック演習…a/スタンダード演習…a/数III基礎演習…a/日日の演習…bc/要点の整理…b/演習・数IAII…b/講義・数IAIIB…b/講義・数III…b/演習・数III…b/発展演習…c/大数模試…bc/学力コンテスト…c/宿題…d/数学アラカルト…e/インタビュー・私の軌跡…e/高校生のための科学最前線…e/読者OB(OG)の受験体験記…e/読者と作るページ…e 他
年間予定
『大学への数学』は、難関校を目指す大学受験生、数学が好きな(好きになりたい)高校生のための雑誌です。1年間を通して高校数学の全域をカバーしていきます。
2024年度の年間予定は下表のとおりです。
特集は、講義および「ベーシック演習」「スタンダード演習」「日日の演習」からなり、入試数学の核となる部分の徹底した理解を図ります。また数III分野は6月号から始まり、数IIIの基礎的な講座、「講義/数III」「演習/数III」です。その他、分野にとらわれない記事を掲載していきます。
「学力コンテスト」では、思考力・論証力養成のために、考え甲斐のある問題を出題していきます。応募された答案は添削して、詳しい解説プリントとともに返送します。本誌の応募規定をご確認の上、奮ってご応募ください。
その他、「宿題」「読者の接点」、質問や別解などを通して、読者のみなさんの声を誌面に反映させていきます。みなさんの積極的な参加をお待ちしています。
月号 |
特集(日日の演習) |
演習/数IAII |
演習/数IIIC |
4月号 |
(確認) |
数と式の計算 |
|
5月号 |
微積分(数II) |
関数(1次・2次) |
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6月号 |
ベクトル |
方程式 |
極 限 |
7月号 |
座標平面 |
不等式 |
微分法 |
8月号 |
数 列 |
指数・対数関数 |
積分法(数式主体) |
9月号 |
三角関数と図形 |
三角関数 |
積分法(面積) |
10月号 |
整 数 |
場合の数 |
積分法(体積、弧長) |
11月号 |
確 率 |
|
複素数平面・式と曲線 |
12月号 |
総合演習(数式) |
集合と論証 |
総合演習(数式) |
1月号 |
総合演習(図形) |
総合演習(1) |
総合演習(図形) |
2月号 |
総合問題(まとめ) |
総合問題(2) |
総合演習(まとめ) |
3月号は、1月〜2月上旬に行われる入試問題の紹介が中心となり、誌面構成が異なります。
また、4・5月号でも入試特集をお届けします。